障害者雇用の転職は普通のエージェントでもいい?専門エージェントとの違いを解説

公開日:2026-08-16 / 更新日:2026-08-16 / 執筆:キャリアのナナメ相談所 編集部

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「障害者雇用で転職したいんだけど、普通の転職エージェントを使っても大丈夫なの?」

この辺りって実際どうなのか転職するなら結構気になりますよね。

転職エージェントって、求人を紹介してくれたり、職務経歴書を見てくれたり、面接の相談にも乗ってくれたりします。だったら障害者雇用でも普通のエージェントでいいんじゃないかと思うのも当然ですし、「わざわざ障害者雇用専門のところに登録する必要あるのかな?」となるのも分かります。

しかも転職そのものが不安なのに、「障害のことはどこまで話せばいいんだろう」「通院のことを伝えたら不利にならないかな」「必要な配慮って自分から説明しないといけないの?」と考え始めると、求人を探す前からちょっと疲れますよね……。

先に結論を言ってしまうと、普通の転職エージェントを使っても問題ありません。

ただ、障害者雇用での転職を考えているなら、専門のエージェントを一度見ておく意味はあります。

なぜかというと、普通の転職では「仕事内容」「年収」「勤務地」などが大きな判断材料になりますが、障害者雇用ではそれに加えて「この環境なら無理なく働けそうか」というところまで考える必要があるからです。

ここが、普通の転職と少し違うところなんですよね。

まずは大きな違いをざっくり見てみましょう。

転職エージェント(一般)

幅広い業界・職種を紹介してくれるサービス

  • 幅広い業界・職種の求人を紹介
  • 条件やスキルをもとにマッチング
  • サポート内容は一般的な転職と同じ

障害者専門エージェント

障害の特性や配慮事項をふまえてサポートしてくれるサービス

  • 障害特性の理解がある専門スタッフが対応
  • 配慮がある求人を中心に紹介
  • 履歴書の書き方や面接対策も個別サポート
  • 入社後の定着支援までサポート

💡 より多くの選択肢から自分に合う仕事を見つけたい人は → 一般の転職エージェント

安心して働ける環境で、長く続けたい人は → 障害者専門エージェント

そもそも普通の転職エージェントじゃダメなの?

ダメではありません。

ここは最初にはっきり言っておきたいところです。

一般の転職エージェントを使うこともできますし、転職サイトを使って自分で求人を探すこともできます。障害者雇用だからといって、専門エージェントを必ず使わなければいけないわけではありません。

ただ、障害者雇用で仕事を探す場合は、求人票に書いてある仕事内容だけ見れば終わり、とはいかないんですよね。

例えば「事務職」と書いてあっても、電話対応がどのくらいあるのか、残業はどの程度なのか、通院との両立はできそうか、業務指示はどうやって受けるのかなど、実際に働く場面まで考える必要があります。

人によっては通院のために勤務時間について相談したいでしょうし、長時間の電話対応が負担になる人もいます。逆に、仕事内容そのものにはほとんど問題がなくても、職場の音や人とのコミュニケーションで疲れてしまう人もいますよね。

つまり、「どんな仕事をしたいか」だけではなく、「どんな環境なら続けやすいか」まで考えながら求人を探す必要があるわけです。

この部分を最初から相談しやすいのが、障害者雇用に特化したエージェントです。

専門エージェントは何がそんなに違うの?

「障害者雇用専門」と言われると、何か特別なことをしてくれるサービスなのかなと思いますよね。

実際の流れは、そこまで難しいものではありません。

担当者と話をして、これまでの仕事や希望条件を伝える。そのうえで求人を紹介してもらい、気になる会社があれば応募する。サービスによっては職務経歴書を見てもらえたり、面接対策をしてもらえたり、企業との日程調整まで対応してくれます。

普通の転職エージェントと、ここまではかなり似ています。

違いが出るのは、最初から障害者雇用を前提に相談できることです。

例えば、「事務職がいいです」だけではなく、「事務職がいいけど、電話対応が続く仕事はちょっと厳しいです」とか、「通院があるので、この曜日は残業が難しいです」といった話もしやすい。

こういうことって、普通の転職エージェントに言ってはいけないわけではないんです。でも相手が障害者雇用を専門にしていると、「これって言っていいのかな」と余計なことを考えなくて済みますよね。

dodaチャレンジも、障害の状況や必要な配慮事項をヒアリングしたうえで求人を紹介するサービスで、障害者雇用に詳しいキャリアアドバイザーによる支援を案内しています。

この「最初から話していい」という感覚は、実際かなり大きいと思います。

障害者雇用の転職で、意外と難しいのが「自分のことを説明すること」

求人を探すだけなら、正直そこまで難しくありません。

転職サイトを開いて条件を入れれば、求人は出てきますし、「良さそうだな」と思う会社を探すこともできます。

難しいのは、その先なんですよね。

「どんな環境なら働きやすいですか?」

こう聞かれたときに、すぐ答えられる人って意外と少ないと思います。

今の仕事で何がしんどいのか。逆に、何なら問題なくできるのか。どんな条件なら続けられそうなのか。通院は必要なのか。残業はどこまでなら大丈夫なのか。

自分のことだけどいざ言葉にしようとすると難しいですよね...

しかも面接になると、普段なら説明できることも急に出てこなくなったりします。

家では「こう説明すればいいな」と思っていたのに、面接官を前にしたら「あれ、何から話せばいいんだっけ?」となる。これ、別に珍しいことではありません。

障害者雇用では、必要な合理的配慮について本人と企業が話し合いながら内容を決めていくことが、厚生労働省の合理的配慮指針でも位置づけられています。(厚生労働省:雇用の分野における障害者への差別禁止・合理的配慮の提供義務)

だからこそ、「自分に必要な配慮って何だろう?」というところから相談できることに意味があります。

「配慮をお願いしたら、採用で不利にならない?」と心配になりますよね

これもありがたいけど、ぶっちゃけかなり気になるところだと思います。

本当は「この配慮があれば働きやすい」と分かっている。でも、それを伝えたら「条件が多い人だな」と思われないかなとか、「そんなことを言ったら採用されにくくなるんじゃないか」と心配になる人もいますよね。

だからこそ、必要なことまで言わずに面接を受けてしまう。

でも、それで無理して入社して、働き始めてから「やっぱりこの環境は厳しい」となったら、結局つらくなるのは自分です...

なので、配慮については「何でもお願いする」でも「何も言わない」でもなく、自分が働くうえで本当に必要なことを整理して伝えることが大切です。

ここは一人で考えるより、誰かに話しながら整理したほうが楽な人もいます。

例えば「通院があるので配慮が必要です」だけだと少し曖昧ですが、「月に何回くらい通院があって、どの時間帯なら勤務に影響しにくいのか」まで整理できれば、企業側にも話が伝わりやすくなります。

専門エージェントを使う意味は、まさにこういうところにもあるんですよね。

配慮したい点も含めて、まず話を聞いてもらいたい方はこちら

dodaチャレンジの公式サイトを見る

じゃあ、普通の転職エージェントにはメリットがないの?

もちろんあります。

ここを「障害者雇用なら専門エージェントしかありません」と書いてしまうと、さすがに話が単純すぎます。

一般の転職エージェントの良さは、やっぱり求人の幅が広いことです。

「障害者雇用だけに絞るか、まだ決めていない」という人もいるでしょうし、「これまでの経験を活かして、できるだけ選択肢を広く見たい」という人もいます。

そういう場合は、一般の転職サイトやエージェントを見ておく意味があります。

それに、転職活動を始めたばかりの頃って、自分の希望がまだ固まっていないことも多いですよね。

最初は「年収を上げたい」と思っていたのに、求人を見ているうちに「いや、多少年収が下がっても残業が少ないほうがいいな」と変わることもあります。

「事務職しか考えていなかったけど、仕事内容を見たら別の職種も面白そう」と思うことだってあります。

最初から全部決めておく必要はないんです。

求人を見たり、担当者と話したりしながら、「自分は何を一番大事にしたいんだろう」と考えていけばいい。

そういう意味では、専門エージェントと一般の転職サイトを両方見ておく方法もかなり現実的です。

専門エージェントなら、自分に合う求人を見つけてもらえる?

ここは期待しすぎないほうがいいでしょう...

障害者雇用を専門にしているからといって、登録したら自分にぴったりの求人が次々出てくるわけではありません。

希望する職種や勤務地、給与、勤務時間などによっては、紹介できる求人が少ないこともあります。

dodaチャレンジでも、登録後すぐに紹介できる求人がない場合はその旨を連絡してもらえる仕組みになっています。

これは別に珍しいことではありません。

転職エージェントには、それぞれ取り扱っている求人がありますし、自分の条件とその求人がうまく重なるかどうかは、実際に相談してみないと分からないからです。

なので、「専門エージェントに登録したのに求人が少ない。じゃあ使う意味がない」と考える必要はありません。

逆に、そのサービスで紹介された求人だけを見て、「自分が応募できる会社はこれで全部なんだ」と決めてしまうのも早いです。

転職サイトも見ればいいですし、他のエージェントに相談してみてもいい。

一つのサービスですべて解決しようとしなくていいんですよね。

面接や書類のサポートは、結局どっちも同じなの?

職務経歴書の添削や面接対策は、一般の転職エージェントでもやっています。

なので、「専門エージェントに行けば書類も面接も絶対に有利になる」という話ではありません。

違いが出やすいのは、障害についてどう話すのかを相談しやすいところです。

例えば面接で、「障害によって仕事にどんな影響がありますか?」と聞かれたとします。

障害の名前だけ答えても、企業側としては「じゃあ実際の仕事ではどうなんだろう?」となりますよね。

だから、「こういう場面では負担がありますが、この環境なら問題なく働けます」といったところまで説明できたほうが、企業側も働き方をイメージしやすい。

でも、これを一人で全部考えるのは難しいです。

「どこまで話せばいいんだろう」と悩んでしまいますし、逆に話しすぎてしまうこともあります。

dodaチャレンジでは、応募書類の作成サポートや面接対策、企業との日程調整などを支援内容として案内しています。

面接そのものを代わりにやってくれるわけではありませんが、「何をどう話すか」を事前に整理できるだけでも、かなり安心感は変わりますよね。

じゃあ、自分は普通のエージェントと専門エージェントのどっちを使えばいい?

それでも「結局どっちなん?」となる人はいると思います。

もし今のあなたが、「障害者雇用で転職したい気持ちはあるけど、自分に合う求人があるのか分からないし、障害について何を伝えればいいのかも自信がない」という状態なら、僕なら一度専門エージェントに相談してみます。

そこで転職を決める必要はありません。

「今の条件だと、どんな求人がありますか?」と聞いてみるだけでもいいですし、「こういう配慮を希望しているんですが、求人はありますか?」と相談してみるのもいい。

自分では気づいていなかった選択肢が出てくることもあります。

逆に、「自分で求人を探したほうが気楽だし、応募先も自分で決めたい」という人なら、転職サイト中心でも全然問題ありません。

一般の転職エージェントが合う人もいますし、障害者雇用だけに絞らず幅広く求人を見たい人なら、むしろ一般のサービスを使ったほうが探しやすい場合もあります。

結局のところ、専門か一般かより、自分が今どこで困っているかで考えたほうが分かりやすいです。

求人が見つからなくて困っているなら、求人探しを手伝ってもらう。

障害についてどう説明すればいいか分からないなら、その部分を相談する。

面接が不安なら、練習しておく。

自分で全部できるなら、無理に人に頼らなくてもいい。

そんな感じで、自分が必要なところだけ使えばいいんです 👍

迷っているなら、最初から一つに決めなくても大丈夫

「まだ決めきれないな」と思ったなら、それで大丈夫です。

というのも、実際に使ってみないと分からないことがかなりあるからです。

担当者との相性もありますし、紹介される求人が自分の希望に合うかどうかもそうです。

専門エージェントに相談してみたら、「思っていたより話しやすいじゃん」と感じるかもしれません。逆に、「自分で探したほうが楽だな」と思うかもしれない。

どちらでもいいんです。

転職エージェントって、一度登録したら最後まで使い続けないといけないものではありません。

合わなければ別のサービスを探せばいいですし、転職サイトと併用したって問題ありません。

むしろ、転職活動の最初から「このサービスだけで絶対決める」と考えすぎないほうがいいと思います。

求人を見ながら条件を整理して、話を聞きながら自分の希望を固めていく。

そのほうが、「あれ、思ってた転職と違うな」となりにくいですし、焦らずに会社を探せます。

障害者雇用だから専門エージェント一択、ではありません

結局のところ、普通の転職エージェントでも障害者雇用の転職活動はできます。

ただ、障害について相談したいことがあったり、「どんな配慮があれば働きやすいのか自分でも整理できていない」という人なら、障害者雇用に特化したエージェントを使う意味はあります。

dodaチャレンジでは、障害のある人を対象に、障害や体調、必要な配慮などについて相談しながら求人を探せるサービスを提供しています。求人紹介だけではなく、応募書類や面接、企業との日程調整などもサポートしています。

ただし、登録すれば必ず自分に合う求人が見つかるわけではありませんし、専門エージェントだから絶対に転職がうまくいくという話でもありません。

そこは普通の転職と同じです。

だからこそ、専門エージェントを「転職を全部任せる場所」と考えるより、自分の転職活動を手伝ってもらう相談先の一つくらいに考えるとちょうどいいと思います。

普通の転職サイトも見るし、一般のエージェントにも相談する。プラスで専門エージェントにも話を聞いてみる。

その中で、「ここなら話しやすいな」「この求人なら働けそうだな」と思えるところを残していけばいいんですよね。

転職って、最初から正解を当てるゲームではないですからね。

「自分に合う会社なんてあるのかな」と不安になるのも分かりますし、「何から始めればいいのか分からない」と感じるのも普通です。

だからこそ、一人で全部抱え込まなくて大丈夫ですし、使えるサービスはうまく使って、焦らず自分に合う働き方を探していきましょう 😊 介護・福祉業界の求人全体を幅広く見ておきたい方は、介護職の転職エージェント比較もあわせてご覧ください。

まずは自分の希望・配慮したい点を話してみましょう

dodaチャレンジの公式サイトを見る