【未経験からIT業界へ】志望動機の作り方|職種別の準備と具体例を解説

公開日:2026-08-16 / 更新日:2026-08-16 / 執筆:キャリアのナナメ相談所 編集部

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「未経験からIT業界に転職したい。でも志望動機って、何を書けばいいんだろう?」

やっぱりここで悩む人は、かなり多いと思います。

今まで営業や事務、接客などをしてきたとしても、ITの仕事はやったことがないわけですし、「ITに興味があります」以外に何を書けばいいのか分からないですよね。

だからといって、「IT業界は将来性があるから」「手に職をつけたいから」「これからITが伸びると思ったから」と並べてみても、さすがにありきたりで薄い気がしますよね。

もちろん、将来性やスキルを身につけたいという理由が悪いわけではありません! ただ、それだけだと他の未経験者と似た志望動機になりやすいですし、「じゃあ、なぜあなたがITなの?」というところが見えにくいんですよね。

そこで...少し考え方を変えてみましょう!!

「IT業界に行きたい理由」をゼロから作るのではなく、今までの仕事で何をしてきたのか、その中で何に興味を持ったのか、そこからなぜITを目指すようになったのかをつなげていく。

そうすることで自分の経験を使えますし、今の自分のまま面接で聞かれても話しやすくなります👍

そして、もう一つ実はすごく大切な部分で知っておいてほしいことが...

IT業界って、エンジニアだけじゃないんです。

プログラマーやシステムエンジニアもいれば、ヘルプデスク、IT営業、Webマーケティング、Webデザイナーなどもあります。仕事内容が違えば、当然ですが準備することも変わってきます。

ここを知らないまま「未経験からIT転職」とだけ考えていると、せっかく勉強しているのに応募先とはズレていた、なんてこともあります。

この記事では、まずIT業界にはどんな仕事があるのかを整理して、そのうえで「自分の経験をどう志望動機につなげればいいのか」を具体例を交えながら見ていきます📝

IT業界は人材不足。でも「未経験なら誰でも採用される」わけではありません

まず、IT業界を目指す理由として「将来性があるから」というのは、別に間違いではありません。

実際、IPA(情報処理推進機構)の「DX動向2025」では、日本企業の85.1%がDXを推進する人材について「やや不足している」または「大幅に不足している」と回答していますし、企業側でデジタル人材が足りていない状況は、数字からも確認できます。

この数字を見ると、「じゃあ未経験からでもITに入りやすいのかな」と思えてきます。

ただ、ここは少し分けて考えたほうがいいです。

企業がデジタル人材を必要としていることと、未経験者なら誰でも採用されることは、もちろん別の話です。

未経験者を採用する企業からすれば、これまで実務経験がない以上、「入社してから学んでいけそうか」「今までの仕事で身につけたことを活かせそうか」「そもそも、なぜこの仕事をやりたいのか」といったところは必ず気になりますよね。

だからこそ、志望動機では「IT業界に行きたいです」だけで終わらせないほうがいい!

今までこういう仕事をしてきた。そこでこんなことに面白さを感じた。それがITのこの仕事につながっている。

そこまで話せると、未経験でも自分らしい、生きた志望動機になります。

まず「ITに転職したい」ではなく「ITの何をやりたい?」から考えてみる

抜け落ちやすいのが、この一段です。

「未経験からIT」という言葉だけを見ると、なんとなくプログラミングを勉強しないといけないような気がします。

でも、飲食店でも調理するコックさん、料理を運ぶウェイターさん、お会計や案内をする係の人がいるように、実際には仕事によってやることが違います。

未経験から目指しやすい代表的なIT職種を並べてみました。

プログラマー / エンジニア

システム開発の中で、実際にプログラムを作る仕事。厚生労働省のjob tagでは、特定の学歴や資格が必須とはされておらず、未経験で入職して企業内で教育を受けるケースも紹介されています。

準備しておきたいことプログラミングの基礎学習。基本情報技術者などの資格が有利になる場合もあります。

ヘルプデスク

PCやシステムで困っている利用者から問い合わせを受け、状況を確認しながら解決につなげる仕事。電話やメールでの対応、トラブルの切り分け、PCのセットアップなどが中心です。

準備しておきたいことITパスポートなどの基礎知識、PC・ネットワークの仕組みの理解。

IT営業

自社のシステムやサービスを、顧客の課題に合わせて提案する仕事。技術そのものより、相手の困りごとを聞き出して整理する力が求められる場面が多い職種です。

準備しておきたいことITの基礎知識と、扱う商材(クラウド・SaaSなど)の理解。

Webマーケティング

Webを使った市場調査や広告出稿、サイト訪問者のニーズ分析などが中心。SNSを投稿するだけの仕事ではなく、数字やデータを見ながら改善していく仕事も含まれます。

準備しておきたいことSEO・Web広告・アクセス解析の基礎。

つまり...「ITに行くためにプログラミングを勉強する」というのが、全員に当てはまるわけではありません。

ここは本当に大事です。

ヘルプデスクを目指しているのにJavaScriptばかり勉強していても、「努力はしているけど応募する仕事とは少し違うな」となる可能性がありますし、逆にエンジニアを目指しているのに「人と話すのが得意です」だけで押しても、技術面の準備が見えません。

だから最初に考えるのは、「ITに行きたい」ではなく、「ITの中で、自分は何をやりたいんだろう?」です。

ここが決まると勉強する内容も変わりますし、志望動機もかなり作りやすくなります。

なんならIT業界で働いている方の中でも見失ってしまう人がいるくらいで、研修や評価など節目の機会で話が出るほどです... そこで未経験のあなたがそこを理解していると、おっ!わかってるな と思われる可能性はありますよ👍

営業からITなら、営業経験を捨てる必要はない

「営業しかやってこなかったから、IT転職ではアピールできることがない」

そう思っているなら、かなりもったいないです。

営業なら顧客の話を聞いて課題を整理したり、相手に合わせて提案内容を変えたり、導入後のフォローをしたりしてきたはずです。

もちろん、それがそのままエンジニアの仕事になるわけではありませんが、「相手が何に困っているのかを聞いて、どう解決するか考える」という経験は、ITの仕事でも活かせます。

例えば、営業からITエンジニアを目指す人なら、こんな志望動機が考えられます。

前職では法人営業としてお客様の課題をヒアリングし、その内容に合わせた提案を行ってきました。仕事をする中で、似たような課題に対して担当者がそれぞれ個別に対応している場面があり、「一人ひとりが頑張るだけではなく、仕組みそのものを変えることで解決できることもあるのではないか」と考えるようになったことが、ITに興味を持ったきっかけです。

その後、業務効率化やシステムについて調べる中で、ITによって仕事の進め方そのものを変えられることに面白さを感じ、エンジニアを目指すようになりました。現在はプログラミングの基礎を学びながら、簡単なWebアプリケーションを作り、分からない部分を調べながら改善する経験を積んでいます。

未経験ではありますが、これまで営業で培ってきた「相手の話を聞いて課題を整理する力」を活かしながら技術を身につけ、将来的には、利用する方の課題まで考えられるエンジニアになりたいです。

どうでしょう。

「営業をやっていました。ITに興味があります」だけだったら、営業とITの間にかなり距離がありますよね。

でも、この文章なら「顧客の課題を解決してきた」→「個別対応ではなく仕組みで解決したい」→「ITに興味を持った」とつながっています。

未経験者の志望動機では、この「間」を作ることがかなり大事です。

事務職なら「業務改善」の経験を掘ってみる

事務職の人も、「ITの仕事をしたことがないから何もアピールできない」と考えなくて大丈夫です。

むしろ、普段の仕事を思い返してみてください。毎月同じ作業を繰り返していませんでしたか?その中で「これ、もっと楽にできないかな」と思ったことはありませんでしたか?

Excelの関数を調べたり、資料の作り方を変えたり、集計方法を工夫したり。本人からすると「いや、これくらい普通にやるでしょ」と思うことでも、志望動機のきっかけとして使える場合があります。

例えば、こんな形です。

前職では営業事務として、資料作成や売上データの集計を担当していました。毎月同じデータを複数のファイルに入力する作業があり、確認にも時間がかかっていたため、Excelの関数を調べながら作業方法を見直したところ、集計にかかる時間を短縮することができました。

この経験から、目の前の作業を正確にこなすだけではなく、仕組みを変えることで業務そのものを効率化できることに面白さを感じ、IT分野に興味を持ちました。現在はITの基礎知識を学びながら、業務改善やシステムがどのように仕事を支えているのかについて理解を深めています。

これまで培ってきた正確性や周囲との調整力を活かしながら、ITに関する知識と実務経験を身につけ、将来的には、業務を利用する側の視点も持って改善提案ができる人材になれると考えています。

ここで重要なのは「Excelができます」という話ではありません。

面倒だった → 自分で調べた → やり方を変えた → 仕組みで改善することに興味を持った。

この流れがあるから、ITを目指す理由として自然になるんです。

こういう小さな経験は、自分ではあまり評価していないことが多いものです。

でも、未経験転職では、そういう経験を掘り起こすことがかなり大事です。

接客からITなら、ヘルプデスクという道もある

「接客しか経験がないから、ITは無理かな」

ここで諦めるのはまだ早すぎます...!

例えばヘルプデスクなら、接客経験とつながる部分があります。

ヘルプデスクは利用者から問い合わせを受けて、何が起きているのかを聞き、必要な情報を調べながら問題解決につなげる仕事です。相手がITに詳しいとは限らないので、分かりやすく説明することも仕事の一つになります。

接客にも、似ているところがあります。

  • お客様が何に困っているのかを聞く
  • 相手に合わせて説明する
  • 必要なら別の方法を提案する
  • クレームなら、まず何が問題なのか整理する

もちろん業務内容は違いますが、「相手の困りごとを聞いて解決につなげる」という部分は共通しています。

なので接客経験を、こんなふうにつなげることもできます。

前職では接客業として、お客様の要望を聞きながら商品の案内や問い合わせ対応を行ってきました。特に意識していたのは、質問にそのまま答えるのではなく、まず相手が何に困っているのかを確認してから説明することです。

こうした経験から、人の困りごとを聞いて解決につなげる仕事にやりがいを感じるようになり、ITに関する問い合わせやトラブルを解決するヘルプデスクの仕事に興味を持ちました。現在はITパスポートの学習を通じて基礎知識を身につけながら、PCやネットワークについても学んでいます。

接客で培ったコミュニケーション力を活かしながらITの知識を身につけ、利用者が困ったときに安心して相談してもらえるヘルプデスクを目指します。

どうでしょう。

「接客しかしていない」から「接客で培った力を、ヘルプデスクで活かしたい」に変わりました。

こういうつなげ方ができると、未経験でも志望動機の説得力がかなり変わります。

Webマーケティングなら「数字を見て改善した経験」を探してみる

「SNSが好きだからやりたい」というところから入る人はいると思います。

もちろんそれがきっかけでも全然いいですし、立派だと思います。

ただ、仕事としてのWebマーケティングは、SNSを投稿するだけではありません。市場調査や広告、サイト訪問者のニーズ分析など、数字やデータを見ながら改善していく仕事も含まれます。

例えば営業で「売上数字を見ながら提案方法を変えていた」という経験があるなら、それを使えるかもしれません。

事務職で「毎月の数字を集計して前月との違いを見るのが意外と好きだった」という人もいます。

そんな人なら、こういう志望動機も考えられます。

前職では営業事務として売上データの集計を担当しており、数字をまとめるだけではなく、前月と比べてどの商品が伸びているのか、どの数字が変化しているのかを見ることを意識していました。数字の変化から理由を考え、次の対応につなげることに面白さを感じたことから、よりデータを活用しながら改善に関われるWebマーケティングに興味を持つようになりました。

現在はSEOやWeb広告の基礎を学びながら、実際のWebサイトを見て、どのような施策が行われているのかを考えるようにしています。未経験ではありますが、これまでの業務で培った正確な数値管理と改善意識を活かし、ユーザーの行動を数字から考えられるマーケターを目指しています。

「マーケティングに興味があります」だけだったら、どうして興味を持ったのかが分かりません。

でも、数字を見るのが好きだった → 数字から改善を考えるのが面白かった → Webでもやってみたいとなれば、ちゃんとその人の話になりますよね。

「自分の経験がどの職種に向いているか分からない」という段階でも、相談から始められます

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エンジニアを目指すなら、ここはやっぱり準備しておきたい

エンジニアも前職の経験だけでいいのか、と思うかもしれません。

もちろん、そういうわけではありません。エンジニアを目指すなら、プログラミングについて学んでおくことは重要です。

でも「Progateをやっています」「Udemyを100時間やりました」とだけ書けば十分、というわけでもないんです。

厚生労働省のjob tagでも、プログラマーは未経験から入職するケースが紹介されていますが、プログラミングを学んでいることや関連資格が有利になる場合があるとされています。

なので学習そのものはちゃんとアピールしていいですが、学習時間だけではなく、何を学んで何をやったのかまで説明できるようにしておく。

  • HTMLやCSSを学んでWebサイトを作ったなら、何を作ったのかを説明する
  • JavaScriptを勉強しているなら、どんな機能を追加したのかを話せるようにする
  • エラーが出たときに自分で調べて直したなら、その経験も話せます

「100時間勉強しました」より、「最初はここでつまずいたけど、こうやって調べて解決しました」のほうが、その人がどう学んでいるのか伝わりますよね。

ITの仕事は入社してからも新しい知識を身につけていく場面が多いです。だからこそ、学習量だけでなく、分からないことにどう向き合っているかも話せるようにしておくといいでしょう。

ITエンジニアを本命に考えている方は、未経験からITエンジニアに転職する方法も、学習の進め方の参考になると思います。

学習のどこを話せばいいのか迷うなら、面談で実際に聞かれることを先に見ておくと、準備する範囲も絞れます。

エンジニア面談でよく聞かれる質問と回答例

「毎日30分勉強しています」だけで終わるのは、ちょっともったいない

学習時間を数字で出すこと自体は悪くありません。

たとえば「平日は30分、休日は2時間を目安に3か月学習しています」という話なら、どれくらいやっているのかイメージしやすいですよね。

でもそれだけだと「時間を使いました」で終わってしまいます。

それなら、

  • 分からないところはどうやって調べたのか
  • 途中で何につまずいたのか
  • 何を作ったのか
  • 勉強してみて、仕事への理解がどう変わったのか

そこまで話せたほうが、人間味が伝わります。

例えば、「最初はコードを見ても何をしているのか分からなかったけれど、分からない用語を一つずつ調べる習慣をつけたことで、最近はエラーが出ても原因を切り分けて考えられるようになってきた」と言われたら、その人がどう取り組んでいるのか見えてきますよね。

未経験だからこそ、こういう「実際にやってみた話」が使えます。

「ITに興味があります」から、もう一歩だけ踏み込んでみる

目指す職種が決まると、志望動機で何を言えばいいかも見えてきます。

  • エンジニアなら、「仕組みを作って課題を解決したい」
  • ヘルプデスクなら、「人の困りごとを聞いて、技術で解決したい」
  • IT営業なら、「顧客の課題に対してITを使った解決策を提案したい」
  • Webマーケティングなら、「数字を見ながら施策を改善して、ユーザーや売上につなげたい」

こんなふうに、ITの中でも何をしたいのかまで言えると、志望動機がかなり具体的になります。

もちろん、未経験の段階で完璧に職種を決めきれなくても大丈夫です。

求人を見ているうちに「こっちのほうが面白そう」と思うこともありますし、「思っていたITと全然違った」となることだってあります。

むしろ、転職活動中に分かったほうが助かります。

入社してから「思ってた仕事と違った!」となるより、転職は時間も労力も神経も使いますし、応募する前に気づけたほうがずーーっといいですよね。

「ITに行くために資格を取る」ではなく「この仕事に必要だから勉強する」

資格や勉強についても、同じ見方ができます。

未経験だからとりあえずITパスポートを取る。エンジニアになりたいからとりあえずプログラミングを勉強する。WebマーケティングをやりたいからとりあえずSEOの本を読む。

もちろん何もしないよりはいいですが、「何のために勉強するのか」が曖昧だと、途中で「これって転職に本当に必要なのかな?」となりやすいです。

だから、先に仕事を見る。求人を見る。必要なスキルを確認する。それから勉強する。

という順番のほうが、勉強の方向も決めやすいですし、志望動機にもつなげやすくなります。

例えばエンジニア求人を見て、「HTML、CSS、JavaScriptが必要なんだ」と分かったら、そこから勉強する。

ヘルプデスク求人を見て、「IT基礎、PC、ネットワークについて知っておいたほうがいいんだな」と分かれば、そこを勉強する。

Webマーケティングなら、SEOや広告、アクセス解析などを調べてみる。

せっかく時間を使うなら、自分が目指している仕事に近いことをやったほうが確実です。

未経験だからこそ「今までの仕事」を捨てないでほしい

IT業界に挑戦しようとすると、「経験がない」ということばかり気になってしまいます。

営業なら「技術がない」。事務なら「ITの仕事をしたことがない」。接客なら「パソコン中心の仕事じゃない」。

そう考えてしまいがちです。

でも未経験だからこそ、これまでの仕事が材料になります。

前職の経験は、こんなふうにIT職種とつながります。

相手の話を聞いて課題を整理するのが得意だった(営業・接客)
→
IT営業 / ヘルプデスク
面倒な作業を「もっと楽にできないか」と工夫していた(事務)
→
エンジニア / 社内SE
数字を見て、次の打ち手を考えるのが好きだった(営業事務・販売)
→
Webマーケティング

それを無理やり「IT経験」に変換する必要はありません。

「この経験は、このIT職種なら活かせそうだな」くらいでいいんです。

ここが見えてくると、「自分には何もない」という感覚が少し変わってきます。

逆に、やっていないことを無理やりITっぽく見せるのはやめておこう

これも面接のことまで考えると、結構大事なことです。

IT転職をしたいからといって、今までやっていないことを無理に「業務改善しました」「データ分析しました」と作る必要はありません。

例えばExcelを少し使っただけなのに、「業務を自動化して生産性を大幅に改善しました」と書いてしまうと、面接で「具体的に何をしたんですか?」と聞かれたら困りますよね。

それなら、「毎月の集計が大変だったので、関数を調べて一部を効率化しました」と正直に話したほうが自然ですし、信用できますよね。

派手な実績がなくても大丈夫で、未経験者が評価されるために、無理やり経歴を盛る必要はありません。

むしろ、本当にやったことを少し深く話せるようにしておく。

このほうが志望動機にも面接にも使いやすいです。

未経験IT転職の志望動機は「すごい経験」がなくても作れる

自分にはそんな経験ないよ、と思った人もいるかもしれません。

でも、別に「社内システムを改善した」とか「プログラミングで業務を自動化した」といった派手な経験が必要なわけではありません。

  • 毎月同じ作業をするのが面倒だった
  • お客さんから同じ質問を何度も受けていた
  • 数字を見るのが意外と好きだった
  • 人に分かりやすく説明するのが得意だった

みたいなところからでも十分始められます。

大事なのはその経験を無理やりITに結びつけることではなく、 「自分はこういう仕事をしてきた。その中でこういうことに興味を持った。だから、このITの仕事をやってみたい」と自然につながることです。

そこまで書ければ、「ITに興味があるから応募しました」だけの志望動機とは違ってきます。

志望動機を作るなら、まずこの順番で考えてみよう

いきなり文章を書こうとすると難しいので、最初はメモで十分です。

  • 今までどんな仕事をしてきた?
  • その中で、何をしているときが楽しかった?
  • 逆に、どんな仕事に違和感があった?
  • もっとこうなればいいのに、と思ったことは?
  • 自分なりに工夫したことは?

ここを思い出してみてください。

例えば、「毎月の集計が面倒だったからExcelを調べた」「お客さんの困りごとを聞いて解決するのが好きだった」「売上数字を見て売り方を変えるのが面白かった」「同じ問い合わせを何度も受けるので、説明資料を作った」。

こういう経験が出てきたら、そこからITの仕事につなげていきます。

業務を効率化したいならエンジニアやIT系の業務改善に興味を持てるかもしれません。人の困りごとを解決するのが好きならヘルプデスクが合うかもしれない。数字から改善を考えるのが好きならWebマーケティングが候補になる。

「ITだから」という理由ではなく、自分が今まで何をしてきて、これから何をやりたいのかを軸にすると、職種も少しずつ見えてきます。 職種を問わない組み立て方は、未経験転職の志望動機の書き方 3つの材料は、取る場所が違うで材料の取り出し口から整理しているので、あわせて読んでみてください。

よくある質問

未経験からIT業界に転職するのに、資格は必須ですか?

必須ではありません。ただし、目指す職種に合った学習をしていることは、志望動機の裏付けになります。大切なのは資格の有無より、「なぜその勉強をしているのか」を自分の言葉で説明できることです。

志望動機に書けるような実績が前職にありません。どうすればいいですか?

派手な実績は必要ありません。「毎月の集計が面倒でExcelを調べた」「同じ質問が多いので説明資料を作った」くらいの小さな工夫で十分です。重要なのは実績の大きさではなく、そこからITに興味を持った流れが自然につながっていることです。

IT業界のどの職種を目指すか、まだ決まっていません。

転職活動をしながら決めても問題ありません。むしろ求人を見比べるうちに「思っていた仕事と違った」と気づけるほうが、入社後のミスマッチを防げます。方向性が固まっていない段階なら、エージェントに相談しながら整理するのも一つの方法です。

最後に。未経験だからこそ「今まで」を武器にしよう

IT未経験だと、どうしても足りないものばかりに目がいきます。

でも、IT未経験なのは事実だとしても、これまで仕事をしてきた経験までゼロになったわけではありません。

営業には営業の経験がありますし、事務には事務の経験があります。接客なら接客の経験がありますし、販売なら販売の経験があります。

そこに、これから身につけるITの知識を足していけばいい。

そのほうが、未経験転職としてはずっと自然ですし、生きたものになりますし、なんとなく自分にも自信が持てるはずです!!

「IT業界は将来性があるから」「手に職をつけたいから」だけで終わらせず、

「前職でこういうことを経験した」「その中で、こういうことに興味を持った」「だから、このIT職種を目指している」「そのために今はこういう準備をしている」

経験と志望先がつながれば、自分らしい志望動機になります。

しかも、この整理ができると志望動機だけではなく、面接で聞かれる「なぜITなの?」「なぜこの職種なの?」「未経験なのに大丈夫?」といった質問にも答えやすくなります。

未経験だから何もないわけではありません。

これまでの仕事の中に、次の仕事につながる材料は意外とあります。

まずは「IT業界に行きたい」から一歩進んで、「ITの中で自分は何をやりたいんだろう?」と考えてみてください。

そこが見えてくると、勉強することも変わりますし、求人の見方も変わります。何より、志望動機が「ITに興味があります」から、ちゃんと自分の話になってきます。

焦って資格や教材を探す前に、まず今までの仕事や経験を一度振り返ってみる。自分自身と向き合ってみる。

意外とそんなところに答えが転がってたりしますよ😊

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