在職中に転職活動を進める|面接の時間をどう作るか
※本記事にはアフィリエイト広告(PR)を含みます。広告表記について
「有給をそんなに残していないのに、面接はどうやって入れればいいんでしょうか」
昼休みに更衣室でスマホを開いて、届いていた日程の候補を見る。平日の14時、15時、16時。どれも勤務中の時間で、返信の画面を開いたまま指が止まる🌗
在職中の転職活動が止まるのは、やる気が落ちたからではなく、面接を入れられる時間が物理的にないからです。求人を探すところまでは夜でもできるのに、選考に進んだ瞬間、平日の日中が要るようになるんです。
しかも未経験の職種へ応募していると、選考の回数が増える場合があるため、必要な枠がもう一段増える形です。この記事では、面接の時間を作る5つのやり方と、日程を自分から出す言い方、そして在職中だと知られたくない場合の段取りまでを並べます。
在職中に詰まるのは、意欲ではなく枠
在職中の転職活動で手が止まる人を見ていると、原因はだいたい同じところに集まっていて、応募までは進むのに、面接の日程を返す段階で止まってしまうんです。
理由は単純で、平日の日中に空いている時間を持っていないからなんです。休みの日に求人を見て夜に書類を書いて、そこまでは全部できているのに、日程の候補が来たところで詰まります。
ここで多くの人がやってしまうのが、時間が空いたら応募しようという順番です。ところがこの順番だと永遠に始まらなくて、仕事のほうから空きが生まれることはないので、待っているあいだに募集のほうが閉じます🚉
だから先に枠を作ってください。何月何日の午後は面接に使う、と決めてカレンダーに置いてから応募する。この順番にするだけで、日程の返信で止まらずに済みます。
そもそもいつ動き出すかで迷っているなら、市場の月ではなく自分の準備で決める考え方を先に見てください。
転職活動はいつ始める? 求人が増える時期と、自分の準備が整う時期
枠は、埋まらなくても損はありません。空いたままで終わった日があっても、その日は普通に有給として休めばいいだけで、無駄にはなりません。
枠の数は月に2つか3つあれば回るはずで、1日に2社の面接を入れることもできるので、半日の枠が月に3つあれば2か月で10社以上は受けられるという計算になります。
準備から内定までの全体の流れと、どのくらいの期間を見ておくかは別の記事に整理してありますし、そちらとあわせて予定を組むと早いです。
それから、在職中の活動には有利な面もあって、収入が途切れないので条件の合わない求人を断れるという点です。
辞めてから探すと貯金が減っていく焦りが判断を急がせますが、在職中ならそこが効いてきませんから、枠を作る手間は選ぶ自由を買っているのと同じことです。
いい面は、ほかにもあります。いまの仕事を続けながら見るぶん、次の会社の条件を自分の毎日と並べて考えられるので、通勤の時間や残業の量が現実的に回るかどうかを、いまの生活を基準にして判断できます。
時間がないという不利と、焦らなくていいという有利。この2つを並べると、在職中に動くほうが結果として選べる幅は広くなります。
在職中に決めた人の話を聞くと、最後まで比べられたことが大きかったと言う人が多いです。内定が1社しかない状態でも、いまの会社に残るという選択が横にあるので、条件を飲まずに済んだという話になるからです。
面接の時間の作り方は、5つある
枠の作り方には型があります。自分の職場で使えるものを上から順に見ていきます。
| やり方 | 取りやすさ | 使える相手と注意点 |
|---|---|---|
| 半日の有給を取る | いちばん確実 | 午後休なら13時以降に2社入れられる。理由は私用でとおる職場が多い |
| 時間単位の有給を使う | 制度があれば楽 | 2時間だけ抜ける形。導入していない会社もあるので就業規則を確認する |
| 始業前の時間に入れる | 相手を選ぶ | 8時台から対応してくれる会社は少ないが、朝が早い業界なら通る |
| 終業後に入れる | 相手次第で通る | 18時以降の面接に応じる会社は増えている。応募時に希望を書いておく |
| 土曜かオンラインにしてもらう | 聞いてみる価値あり | 土曜の選考を設けている会社もある。オンラインなら移動の時間が消える |
1行目の半日有給がいちばん確実な形で、午後休にすれば13時以降が空くのでそこに2社まで入れられますし、理由を細かく聞かれない職場も多いです。
有給が残り少ない人ほど、この使い方を先に決めておきたいところで、全部を面接に使うのではなく月に1つか2つだけを転職活動用に取り置いておけば、残りは体調や家の用事のために手元に残せます。
時間単位の有給のほうは、制度がある会社なら強い武器です。2時間だけ抜けて戻れる形ですから、有給の残りを大きく減らさないまま何社も回れます。
ただ、この制度は導入していない会社もあります。使えるかどうかは自分の就業規則に書かれています。当てにする前に一度開いておいてください。
ここは、書き方で決まります。始業前や終業後を希望する場合は、応募の文面にその一行を入れておくほうが通りやすく、選考が始まってから言い出すより、募集の段階で受け入れる体制があるかどうかを先に見てもらえます。
始業前と終業後は応募先の事情で変わってきますが、終業後の面接に応じる会社は以前より増えているので、最初から無理だと決めてしまわないほうがいいです。
土曜とオンラインは、こちらから聞かないと出てきません。会社の側から土曜でもいいですよと言ってくることは少ないので、希望として先に伝えてしまうほうが早く決まります。
どのやり方を使うにしても、1日に2社入れる組み方を覚えておくと枠が半分で済みます。13時と16時に入れておけば移動の時間を挟んでも1回の午後休で2社ぶん進みますし、有給の減りが半分になります。
間は1時間空けます。2社を続けて入れる日は、あいだの時間に何を挟むかも決めておくと楽です。1社目が長引いても動けるように、移動と食事だけに使う時間を1時間ほど空けておけば、2社目に急いで飛び込む形になりません。
逆に避けたいのが当日の朝に急いで抜けようとすることで、前日までに枠を確保していない状態で日程を受けてしまうと、当日になって抜けられず、面接そのものを取り消す形になります⏲
一度取り消すと次の日程が出しにくくなるうえ、相手の側も社内で時間を押さえているので、こちらの都合で2回動かすと選考そのものが止まってしまう場合もあるんです。
日程は、最初に自分から出す
日程調整でやりとりが増える人と1往復で終わる人がいますが、差がついているのは希望を先に出しているかどうかだけです。
応募の段階で、面接を受けられる時間帯を自分から書いてしまいます。相手が候補を出してから断ると調整が2往復に伸びますが、先に出しておけば相手はその中から選ぶだけで済みます。
書き方は難しくありません。在職中であることと、対応できる時間帯を2つか3つ並べる。これだけで、相手の側も日程を組みやすくなるはずです。
コールセンターでシフト勤務をしている人を想定して、2段に分けて置いてみます。まずは応募のときです。
現在在職中のため、面接は平日の18時以降か、土曜でご調整いただけますと助かります。シフト制の勤務のため、平日の日中でも週に一度は伺える日を作れます。
そのうえで、候補をもらったあとがこちらです。
ご提示いただいた日程のうち、来週水曜の18時30分からでお願いできますでしょうか。もしその時間が難しい場合、翌週の土曜であれば終日空けられます。
上の文でやっているのは、条件を出しながら譲れる部分も見せることで、18時以降を希望としつつ週に一度は日中も作れると添えてあるので、無理を言っているようには見えません。
下の文でも、1つに絞らずに代わりの案を置いています。これがないと、都合が合わなかった場合にまた一往復です。
時間を書くときは、開始の時刻だけでなく終わりの見込みも押さえておくと安心です。18時30分からの面接が1時間で終わるとして、移動を含めて21時には家に着く。そこまで見えていれば、翌日の勤務に影響しない形で組めます。
シフト制の職場なら、むしろ有利に働く場合もあります。平日に休みが入る週があり、そこを面接にあてれば有給を使わずに済みます。
シフトが翌月ぶんしか出ない職場なら、希望を出す段階で面接用の休みを先に取りに行ってください。確定してから調整しようとすると、交代を頼む相手を探すところから始まります。
聞かれる内容そのものの準備は枠を作ったあとで間に合うので、よく出る質問と答え方は別にまとめてありますが、移動の電車で読むくらいでも十分です。
一つだけ気をつけたいのが返信の速さで、日程の連絡に2日も3日も返していないとそれだけで熱意を疑われることがあるので、その日のうちに一行だけでも返しておいてください。
勤務中に返信できない人は、確認して明日ご連絡しますという一行を昼休みに送ってしまうのが早くて、中身が決まっていなくても受け取ったことだけ伝われば相手は待てます。
在職中だと知られたくない場合の段取り
転職活動を社内に知られたくない、という前提で動く人が多いと思います。これは隠し事ではなく、決まっていない話を広げないという当然の判断です。
まず、私物の端末とアドレスを使ってください。会社のパソコンやメールで求人を見ると、履歴が残る仕組みになっている職場もあるからです。
次に見ておきたいのが、通話の場所です。面接の連絡やオンラインの一次面接を会社の近くで受けると人に会う可能性が出てきますが、昼休みに車の中で受けたり、駅から離れた場所を選んだりするだけで、その心配は消えます🫧
服装も意外と見られていて、普段は私服の職場である日だけスーツで出勤すると目立ってしまうので、着替えを持って出て外で替える形が動きやすいです。
面接の連絡先も私用の番号にしておく必要があって、会社にかかってくることはありませんが、履歴書の連絡先を職場の内線にしてしまう人がまれにいるんです。
面接の予定をカレンダーの共有機能に入れるのも避けてください。予定の名前を伏せても、同じ時間帯に繰り返し空きが立つと、そこから見当がついてしまう場合があります。
社内の仲のいい人にも、言わないほうが安全です。悪気なく漏れることがありますし、こちらの結論が変わった場合、気まずさだけが残ってしまいます。
退職を切り出すまでは、家の中だけで共有しておくのがちょうどいい範囲です。職場に伝えるのは日程が固まってからで間に合いますから、そこまでは静かに進めて差し支えありません。
20代のうちは、この時期にしかできない選び方も残っています。年代ごとの考え方を見ておくと、いま急ぐべきかどうかの判断がつきます。
なお、在職中に転職活動をすることそのものは、何ら問題のある行為ではありません。就業時間中に活動しないという線を守っていれば、堂々と進めて構いません。
うしろめたさを持つ必要もありません。決まっていない段階の話を広げないのは周りに気を使っているからで、隠しているのとは違いますし、実際に動くと決まった時点で、いちばん先に伝える相手は目の前の上司です。
未経験だと、選考の回数が増えることがある
在職中の枠を計算するときに、見落としやすい点が1つあって、未経験で応募すると選考の回数が増える場合があることです。
経験者なら一次と最終の2回で終わることもありますが、未経験だと適性検査が挟まったり、現場の見学が入ったり、面接が3回になったりする場合も出てきます。
つまり、1社受けるために必要な枠が経験者より多くなるので、半日の枠を月に2つで足りると計算していると、途中で息が切れます📶
対策は2つで、枠を月に3つ用意しておくか、同時に受ける会社の数を絞るかのどちらかです。両方やる必要はありません。
未経験の枠は選考が長い、と最初から見込んでおくと気持ちも楽です。時間がかかるのは自分の問題ではなく、相手が判断の材料を増やしたいからです。
多くの会社を並行させると、日程の管理だけで手が回らなくなるんです。在職中は3社から4社くらいに抑えて、落ちたら次を足す形にするほうが、1社ごとの準備が薄くなりません。
受けている会社ごとに、いまどの段階にいるかを1行で書き出しておくと管理が楽になります。社名と、次に来る工程と、こちらが押さえてある枠の日付。この3つだけで足ります。
相談先を使う場合も、在職中であることは最初に伝わっているほうが早いです。日程の調整を挟んでくれる場合もありますし、こちらの空いている時間帯に合わせて紹介を絞ってもらえることもあります。
初回の相談で何を話せばいいかは、別に整理しました。
在職中であることを前提に動いてくれる相手を1社だけ決めておくと、日程の負担がまとめて減ります。経歴に不安がある層を扱っているところなら、学歴や職歴の少なさを説明し直す手間がかかりませんし、年齢の上限が決まっていないので20代に限らず使えます🛎
日程の調整を任せられる相手を、1社だけ決めておきたい方へ
第二新卒エージェントneoに無料で相談する※第二新卒エージェントneoは、第二新卒・既卒・フリーター・中退・高卒から正社員を目指す方に向けた 無料のエージェントです。在職中であることを最初に伝えておくと、そこを前提に話が進みます。
在職中なら、こちらの時間帯に合わせてくれるかどうかを最初の相談で確かめてください。そこで折り合わない相手は、枠を作る手間が二重になるだけです。
よくある質問
有給の理由を聞かれたら、どう答えますか?
私用です、で足ります。多くの職場では理由を細かく確認しませんし、答える義務もないはずです。それでも聞かれる職場なら、通院や家の用事といった形で伝えている人が多いです。嘘をつくのが気になる場合、実際に病院や役所の用事をその日にまとめて入れてしまえば、そこも本当のことです。
平日の日中しか選考をしていない会社しかありません。
その場合は、半日有給を計画的に使う形です。月に2つの枠を先に押さえて、その日に2社入れる組み方にすれば、有給の消費を抑えられます。どうしても枠が作れない時期なら、その会社の選考だけ時期をずらしてもらえるか聞いてみてください。急募でなければ、数週間待ってもらえることも珍しくありません。
在職中だと、内定が出たあとの入社日で揉めませんか?
先に幅を伝えておけば揉めません。応募の段階から在職中であることを伝えて、入社までに1か月半から2か月かかる見込みだと言っておいてください。それを聞いたうえで選考を進める会社なら、日程の話は通ります。逆に、すぐに来られる人しか採らない会社は、その時点で見分けがつきます。
面接の当日に仕事が押して、遅れそうです。
分かった時点で連絡を入れます。10分でも遅れると分かったら、その場で電話を入れるほうが印象は落ちません。黙って遅れて着くのがいちばんまずい形です。在職中であることは相手も知っているので、事情を添えて連絡すれば、日程を変えてもらえる場合もあります。
まとめ:面接の枠を先に空けておく
在職中の活動が止まるのは、意欲の問題ではありません。平日の日中に空いている時間を持っていないからです。
時間が空いたら応募する、という順番だと始まりません。何月何日の午後は面接に使う、と先にカレンダーに置いてから応募してください。
枠の作り方は5つです。半日有給、時間単位の有給、始業前、終業後、土曜かオンライン。自分の職場で使えるものから選べば済みます。
日程は、応募の段階で自分から出してください。受けられる時間帯を2つか3つ並べておけば、やりとりが1往復で終わります。
未経験だと選考の回数が増えることがあるので、枠は月に3つ見ておくと安心です。求人を探す前に、まず来月のカレンダーを開いてください。