オンライン面接|画面越しで未経験が損をしないために
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同じ受け答えでも、画面越しだと相手に届く量が減ってしまいます。話している中身は変わらないのに、伝わり方だけが目減りするので、対面なら通っていた面接が画面だと落ちることがあるんです💻
しかも未経験の応募では、この目減りがもっとも痛いところに当たるんです。経歴で判断できない相手に対して、会社は話し方や表情から何かを読み取ろうとするのに、画面越しだとその材料そのものが薄くなってしまうからです。
とはいえ、話す内容を変える必要はなく、整えるのは伝わり方のほうで、しかも直す場所は機材や環境といった、当日までに手を動かせるところに集中しています。
この記事では、画面越しで損をする5つの場面とその直し方を並べたうえで、前日までにやる4つのことと、対面に戻ったときの落差までを扱います。話し方の練習は出てきません。
同じ受け答えでも、画面越しだと届く量が減る
対面の面接では、こちらが座る姿勢や手の動き、部屋に入ってきたときの雰囲気まで相手の目に入っていますが、オンラインになると画面に映る上半身だけが相手の材料です。
音も同じで、対面なら声の大きさや息づかいがそのまま伝わるのに、画面越しだとマイクを通した音しか届かないので、こちらが出している情報のうち相手に着く量がそもそも少ないんです🎧
この差は、準備でひっくり返せる部分です。相手に届く経路が細いのなら、その細い経路の通りをよくすればいいだけで、機材と環境を整えるほうが話し方を練るより先に効きます。
ここで多くの人がやってしまうのが内容を足そうとすることで、伝わっていない気がして言葉を増やすのですが、画面越しだと長い話はさらに伝わりにくくなり、直したい方向とは逆に進んでしまいます。
やるべきなのは足すことではなく、削られている部分を補うことです。目線、間、うなずき、声の大きさ。この4つだけ整えれば対面に近い量まで戻せますから、手をかけるのはそこだけにして、残りは放っておいて構いません。
答える中身の準備は対面でもオンラインでも同じです。よく聞かれる質問と答え方を別にまとめてありますが、まだ組み立てていないならそこが出発点です。
見落とされがちなのが、オンラインだと相手も読み取りにくいという点で、こちらが緊張しているのか考えているのかが分からず、面接官の側も判断に迷っているんです。
だから、こちらから分かりやすくする工夫が効いてきて、考えてから答えたい場合に「少し考えます」と声に出すだけで、沈黙が止まったのではなく考えているのだと伝わるわけです。
対面ではやらなくていい所作が画面越しでは要るようになりますが、そこを面倒だと思わずに経路が細いぶんの補いだと考えると、やる意味が見えてきます。
画面越しの面接に慣れている会社もありますが、不慣れな会社も少なくありません。相手の音声が途切れる、資料の共有に手間取る。そういう場面でこちらが落ち着いていられると、その落ち着きが印象を押し上げます。
待つ側になったときの一言も決めておくと楽で、お待ちしますので大丈夫です、と先に言ってしまえば、相手の焦りが収まって、そのあとの空気が軽くなります。
未経験の面接では、こういう場面がそのまま見られています。困ったときにどう振る舞うかは、経歴の話より雄弁に伝わってしまうからです。
画面越しで損をする、5つの場面
削られやすい部分は決まっているので、上から順に、心当たりのあるものを探してみてください。5つのうち1つでも直せば、伝わる量は目に見えて戻ってきます。
| 損をする場面 | なぜそう見えるか | 直し方 |
|---|---|---|
| 目線が合っていない | 画面の相手の顔を見ていると、カメラからは下を向いているように映る | 答えの最初の一言だけカメラを見る。残りは画面を見ていい |
| 間が空いて話を止められる | こちらの音声が届くまでのわずかな遅れで、相手が沈黙だと受け取る | 聞かれたら一拍おかずに「はい」と返してから答え始める |
| うなずきが伝わらない | 小さくうなずいても画面では動いて見えない | 少し大きめに、ゆっくり動かす。回数は減らす |
| 資料を見ていると思われる | 視線が横に流れると、原稿を読んでいるように映る | 手元に紙を置くなら、カメラの真下に置く |
| 声が小さく聞こえる | マイクが遠いか、口元から外れている | 対面より少しだけはっきり、語尾まで言い切る |
1行目がもっとも多い損の形です。相手の顔を見ようとして画面を見ると、カメラの位置によっては下を向いた人に映り、そこで自信がなさそうに見えてしまうんです。
かといって、ずっとカメラを見続けるのも不自然です。答えの最初の一言だけカメラを見て、そのあとは画面を見る。この配分で十分ですから、全部の時間で合わせようとしないでください。
間が空く問題は、技術的なものでもあります。音声が届くまでにわずかな遅れが出て、こちらが考えているあいだに相手が次の質問を始めてしまうんです。
対策は単純で、聞かれたら一拍おかずに「はい」と返してしまうことです。この一言が聞こえているという合図になるため、相手が次の質問を重ねてくることもなくなります🖥
視線が横に流れるのは意外と気づかれていない部分で、手元のメモを見るために視線を横に動かすと原稿を読んでいるように映るので、紙を置くならカメラの真下が正解です。
メモに書く量も絞ったほうが効いてきて、文章で書くと読んでしまいますし、単語だけを5つほど並べる形にしておくと、目を落とす時間が1秒で済みます。
声のほうは、対面より少しだけはっきり出すくらいでちょうどいいです。大きくする必要はありませんが、語尾を飲み込むと聞き取れないので、最後まで言い切る意識を持っておきたいです。
画面の共有を求められる場合も、まれにあります。作ったものを見せてほしいと言われる職種なら、開くファイルを前日にデスクトップへ1つだけ出しておきます。
探している時間がそのまま沈黙になりますし、フォルダを開いて回ると、見せるつもりのないものまで相手の画面に映ります。
イヤホンを使うかどうかも、前日に決めておきたい部分です。パソコンのマイクだけだと部屋の反響を拾ってしまいますし、手元にあるなら試してみて、聞こえ方が良いほうを本番に使うのが早いです。
自分の声がどう届いているかは、録画して聞けば分かります。接続テストのときに30秒だけ自分の話を録って再生すれば、語尾が消えているかどうかがその場で見つかって、直す場所も一度で決められます。
前日までにやる、4つのこと
当日の朝にやろうとすると、たいてい間に合いません。どれも10分あれば終わる作業ですが、更新や買い足しが要ると分かった時点で当日は詰みます。前日のうちに4つだけ済ませておいてください。
- 指定されたツールで接続を試す案内に書かれているツールを入れて、一人で入室してみます。更新が要る場合は時間がかかります。
- カメラの位置と高さを決める目の高さにカメラが来るようにします。本を積んでパソコンを乗せるだけで足ります。
- 背景と明るさを整える壁を背にします。窓を背にしないこと。顔に光が当たる向きを確かめます。
- 通知と同居の人に手を打つスマホと通知を切ります。家族には終わる時刻を伝えておきます。
ステップ1を飛ばす人が多いのですが、当日に更新が始まると面接の開始に間に合いませんし、前日に一度入ってみれば、カメラとマイクの許可まで済ませられます。
ステップ2が、この記事でもっとも効くところで、ノートパソコンをそのまま机に置くとカメラが目より低い位置に来るので、見上げる角度で映るんです。
本を数冊積んでその上にパソコンを乗せるだけで目の高さに近づき、相手から見た印象がずいぶん変わってきます💡
ステップ3の背景は片付いていれば何でも構わなくて、生活が映っていると気になるので壁を背にする人が多いのですが、それより大事なのは明るさのほうです。
窓を背にすると顔が暗くなります。窓は正面か横に置いてください。夜なら、机の上に明かりを1つ足すだけで顔色が変わります🕯
ステップ4は、事故を防ぐためのものです。通知の音が入ると話が止まりますし、後ろで人が動けばそちらに目が行きます。
音も、前日に一度だけ確かめておきます。窓を閉めた状態で外の音がどれくらい入るか、冷蔵庫やエアコンの音がマイクに乗るか。
入るようなら、面接のあいだだけ窓を閉める、部屋を変える、といった逃げ方が決まります。当日に気づくと、どこにも動けません。
宅配の予定もその時間帯を避けておくと安心で、インターホンが鳴ると立たざるを得ず、面接の枠の前後1時間は何も入れない形にしておくほうが落ち着きます。
在職中の場合、そもそも受ける場所の確保が最初の関門です。時間と場所の作り方は在職中の記事に置いてあります。日程を返す前に読んでおいてください。
一次がオンラインだと、質問が浅くなりやすい
これは相手の側の問題でもあるのですが、画面越しの面接では質問が表面的なところで止まりがちです。会話のテンポが取りにくく、掘り下げる前に次へ進んでしまうんです。
対面なら「そのときはどう対応したんですか」と踏み込まれる場面が、オンラインでは省かれがちです。すると、こちらの材料が伝わらないまま終わります。
だから、聞かれていない部分を自分から足す必要が出てきて、1つの答えを話し終えたあとに一言だけ具体を添える形にします。
たとえば前職の説明をしたあとに「その中でもっとも時間を使っていたのは在庫の確認でした」と足す。これだけで、相手が次に聞く場所ができます。
足す一言は、数字か固有の作業名だけに絞ります。気持ちを足すと話が長くなるだけですが、具体の1語なら相手が拾ってくれます。
拾ってもらえなかった場合も、損はありません。伝わったことが1つ増えているので、次の段階で同じ話をするときに相手の記録に残っています。
長く話す必要はありません。1つの答えは40秒から1分くらいで切って、そのあと相手の反応を見る。この間隔なら、画面越しでも会話として続きます。
時計を目に入る場所へ置いておくと、この長さが守れます。話しているうちに1分は思ったより早く過ぎるので、手元に秒の分かるものがあると切りやすくなるからです。
面接ではなく、録画したものを提出する形式を使う会社もあります。質問が画面に出て、その場で答えを録って送る形です。
これは相手の反応がまったくないぶん、間の取り方でいちばん崩れやすい形式でもあります。撮り直せる回数が決まっている場合も多いので、何回まで録れるかを最初の画面で確かめてから始めてください。
段階が進むと、聞かれる内容の重心も動きます。一次と最終で何が違うかは段階別の記事に書きました。そこと組み合わせて準備すると抜けが出ません。
もう一つ、オンラインだと終わりが唐突です。対面なら部屋を出るまでの数十秒があるのに、画面では最後の言葉のあと接続が切れるので、言い残しが起きやすいんです。
だから、最後に言いたいことは面接の終盤に自分から出しておく必要があります。逆質問の場で1つ添えておけば、切れる前に伝えられます🔌
対面に戻ったときの落差
一次がオンラインで、二次や最終が対面という組み合わせが増えています。ここで落差が出る人もいて、切り替えを意識しておきたいところです。
まず声です。画面越しでは意識してはっきり話していた人が対面に戻ると普段の声量に戻ってしまい、そこで急に小さく聞こえるようになります。
次に姿勢です。画面では上半身だけを整えていたので、対面で全身が見られると足元や座り方が抜けたまま残ります。
かばんの置き方も同じです。オンラインでは要らなかった所作が対面では戻ってきますし、前日に一度、椅子に座った状態を鏡で見ておくと落ち着きます。
そして服装です。オンラインでは上半身だけ整える形が通っていましたが、対面ではそうもいきません。段階によって指定が変わる場合もあるので、あわせて確かめてください。
靴だけは、オンラインの段階で用意しておいてほしいです。対面に切り替わる連絡は数日前に来ることも多く、そこから磨く時間を作るのは案外きついからです。
それから、画面越しだとこちらも会社を読み取れません。職場の空気や人の動きが見えないまま、条件と言葉だけで判断する形です。
だから対面の段階が来たら、そこは会社を見る機会として使ってください。待っているあいだの受付の様子や、通された部屋の空気。そこで得た印象は、画面越しでは絶対に手に入りません。
最後まで対面がない会社なら、働く場所を一度見せてもらえないか聞いてみる手もあります。断られても失礼にはなりませんし、応じてくれる会社なら、その時点で見せられる職場だと受け取れます。
逆に、対面で緊張が強く出る人は、オンラインのほうが通りやすいかもしれません。手元にメモを置けますし移動の疲れもないので、自分がどちらで力を出せるかは一度考えておく価値があります。
選べる場面も出てきます。日程の相談のときにオンラインでも可能かを聞いておけば、そちらを選べる会社なら応じてもらえるからです。
もしオンラインのほうが明らかに向いているなら、働き方そのものを条件に入れる選択も残っています。画面越しのやりとりが中心の仕事なら、その適性がそのまま評価される場面も出てくるからです。求人そのものをリモート前提のものに絞って探せるところもあるので、画面越しで力を出せる人はそこから当たってみる手があります。
画面越しのほうが力を出せる、と感じた方へ
Remoful(リモフル)でリモート求人を探す※Remoful(リモフル)はリモートワークの求人に特化した無料のサービスです。 選考も入社後も画面越しが中心になるので、そこで力を出せる人には向いています。
出社が前提の会社を受けるつもりなら、ここは合いません。先に相談先の種類を見比べてください。
よくある質問
スマートフォンで受けても大丈夫ですか?
できればパソコンにしてください。スマートフォンだと手で持つか立てるかになりますが、どちらも画面が揺れやすく、カメラの位置も低くなりがちです。どうしてもスマートフォンで受ける場合は、固定できる台に立てて、目の高さに合わせてください。充電もつないでおくと、途中で切れる心配が消えます。
背景を画像で隠してもいいですか?
使って構いませんが、動くと輪郭が崩れてしまう場合もあります。うなずいたときに髪や肩が消えると、そこに目が行ってしまいます。試してみて崩れるなら、壁を背にするほうが安全です。片付いた壁が1面あれば、それで十分な背景です。
途中で回線が切れてしまいました。
すぐに入り直して、入れない場合は電話かメールで連絡してください。案内メールに担当者の連絡先が書かれているので、面接の前にその番号を手元に出しておくと、こういうときに慌てません。回線の不調そのものが評価に響くことは、まずありません。対応が早いかどうかのほうを見られています。
相手の顔が小さくて、反応が読めません。
相手の映像を大きく表示する設定に変えてください。話している人だけが大きく映る設定にできるツールが多いので、前日の接続テストのときに切り替えておくと当日に困りません。それでも読みにくい場合は、相手の反応に頼らず、自分の答えを短く切って相手に渡す形に変えると進みます。
まとめ:カメラの位置を先に決めておく
画面越しになると、同じ受け答えでも届く量が減ってしまいます。足りないのは内容ではなく、目線と間とうなずきと声の大きさの4つです。
損をする場面は決まっていて、目線が下を向く、間が空いて話を止められる、うなずきが伝わらない、視線が横に流れる、声が小さく聞こえる。
前日にやることも4つだけで、接続を試す、カメラの位置と高さを決める、背景と明るさを整える、通知を切る。
オンラインでは質問が浅くなりやすいので、聞かれていない具体を自分から一言足すのが要点です。1つの答えは1分以内で切ると、会話として続きます。
いちばん効くのは、カメラの位置です。本を数冊積んでパソコンを目の高さに上げる。それだけで、見上げていた人が正面から話す人に変わってきます。